お茶屋ブログ

こんにちは。
牧ノ原ブログ担当のせーじです。

今年も新茶シーズンのスタートに向けて「茶園視察」に行ってきました。
島田の茶市場では19日が初取引とのことですし、例年よりも若干早め、昨年よりは若干遅めの動き出しですね。

ということで、今回のブログは「茶園視察レポート」を書きますね。
昨年の内容を一部コピペしながら(笑)書いていきます!
※画像はすべて今回撮影したものです!

昨年のブログにも書きましたが、毎年4月15日は曜日に関係なく「茶園視察」を行っています。
今年で27回目!
つまり、もう27年間開催しているんです。

毎年同じ日(4月15日)に、「茶園」を見て周ることで、農家さんへのご挨拶も含め「新芽」の成長具合を確認します。
そうすることで、その年の出来栄えや、摘み始める時期を見定め、新茶販売に向けたスケジュールの打ち合わせなどを行います。
また、都内や他県から他のお茶屋さんも来られるので、情報交換の場にもなっているんす!

視察を行う茶園は、例年9カ所ほど。
同じ「牧之原台地」周辺の茶園と言っても非常に広範囲に亘りますし、各地域ごとに摘採時期も
違ってきます。
所謂「早場所」と言われる地域と「遅場所」と言われる場所とでは、1週間ほど時期がずれたりもします。

また、近年では「やぶきた」とは別の「さえあかり」「つゆひかり」などの「品種もの」と言われるお茶を栽培している農家さんも増えていて、品種の違いによる摘採時期の違いなどもあり、「茶園視察」をすることで得られる情報はとても重要です。

では、今年の各地の状況はどうだったのか?

時期的には、昨年と比較をすると全体的に3日程度遅い感じです。
とは言え、昨年は異常に早かったので、例年と比較をすれば、今年も早いと言えると思います。

急な冷え込みなどで新芽がやられてしまう(凍ってしまう)「凍霜害」もほとんどないと言っていい状況です。

早場所は既に結構成長していて、特に早生品種などは、本日18日から摘採を始めるようです。
逆に遅場所の新芽はまだまだ小さく、今年はじっくり摘める年になろうかと思います。
各茶園が芽伸びの状況を見極めながら「イイ頃合い」で摘採できるので、味も期待できそうだということです。

ただ、ちょっとだけ心配なのが新茶1号(ゆうえん)の仕上げです。
昨年を基準に、GW前までに新茶2号(しゅんよう)を発売したかったため、逆算して新茶1号(ゆうえん)発売日を22日にしたのですが、ちょっと予測が甘かったです。。(^_^;)
現在の新芽の伸び具合だと発売日ギリギリの仕上げになりそうです。
もちろん間に合うように、その時にある素材の中でうまく仕上げたいと思っています。
万が一遅れてしまった場合は、「自然のもの」ということでご理解いただきたいと思います。

どの茶園の新芽(特に牧ノ原で使用している茶園)も「肉厚」で色はまだ少し淡いですが、こらから気温が上がっていくことで所謂「味が乗る」状態になり、味の強さというか濃さは今年もありそうです。




手前の黒い部分は、新芽に日光を遮るためによしずを被せた「覆い下栽培」です。
所謂「かぶせ茶」ってやつですね。
緑が濃く、独特の甘みが強いのが特徴です。
結構、好みが分かれるところですが。。

今年も、1号(ゆうえん)から5号(さやか)まで、それから「新元号【令和】記念 金粉入新茶」も美味しく仕上げられると思います!
仕上げてきます!!

仕上がった「新茶」には、おいしさだけではなく、1年かけて大切に育ててきた、たくさんの
茶農家さんたちの想いや、仕上げ職人たちの想いが詰まっています。

ぜひ今の時期にしか飲むことができない「旬」の味わいを楽しんでいただきたいと思います!

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ではまた♪
ヽ(^。^)ノ